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上記のタイトルは、アウトライダー誌1996年1月号のタイトルです。
とても好きな雑誌で一時愛読していました。

私も学生時代は、休みのたびにバイクでロングツーリングに出ていました。
北は北海道、南は沖縄にいき、果てはアジアにも出て行きました。
学業の成績は悪く、日常生活に楽しいことを見つけられず、常に閉塞感を感じ、いつも「ここではないどこか」を求めてツーリングに出ていた気がします。「自分探しの旅」とか言って。
でも、結局は帰ってきたのですが。
バイクに乗る自分に疑問を感じ、一時期免停になったのを機にバイクに乗るのを止め美術の勉強をしたりしたこともありました。

どういうことか?といいますと、バイクに乗っているときは自分が生き生きしている!と思うのです。で、いろいろな事に感動できたのです。でも、それはバイクに乗っているときだけでした。バイクに乗っていないときにも、そういう風に感動したり、生き生きすることが出来るようになりたかったのです。
美術の勉強といってもデッサンの勉強を1年間した程度でしたが、物の見方というもの(パースペクティブ)を突き詰めて考えることが出来る貴重な時間でした。

そうこうしているうちにあることに気づきました。
「ここではないどこか」というのはなく、「ここ」に自分がいて、ここでしか生きていけないということに。「自分」を探したければ、鏡でも見ろ。そこに映っているもの、それが自分であり、それ以上でもそれ以下でもないということ。
そして、「ここ」というものを魅力的にするのにも、つまらないものにするのも自分次第だということに。
そして、今「ここ」にいることには必然性があり、何をしているにしても必然性があるんじゃないかな?と思うようになりました。そのことに気づくために走り続けていたのかもしれません。
そうしたら、いろいろなことがとても魅力的に感じるようになりました。自分が「ここ」で生きていることに意味を見つけたのかもしれません。
また、オートバイに乗ることにさらなる感動を覚えるようになりました。


皆様もツーリングに出かけたり、はたまた出られなくて日々の生活に追われたりしたりしていると思います。でも、どんな状況においても、いろいろなことを考えたり、感じたりすることを大切にしてほしいと思います。それは、とても貴方のことを豊かにすると思います。
「旅」というのは、何もどこか遠くに行くことだけが旅じゃなく、日常生活の中においてもいろいろなことを感じ、心が動くことも「旅」なんじゃないかな。
もちろん、オートバイに乗っているときの感動は最高だと思います。

見知らぬ輝く景色、傾くコーナーの水平線、エキゾーストの咆哮!
美味しい料理に気持ち良い温泉、そして旅先での出会い。
こんなに旅を楽しくさせてくれる道具はそうありません。
だから、私はオートバイでの旅が大好きです。

「いつ旅から足を洗うかというリミットを定めるのは、あなた自身だ。あなたが旅に出られる時間は限られている。今のうち、だ」
冒頭のアウトライダー誌の花村萬月氏の一文です。

走れるうちに、走りましょう!たとえバイクに乗って旅に出かけられないとしても、旅に出ているように行きましょう!

なーんて、最近腐っていたので自分に言い聞かせてみたのですが。