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かつて、レーサーレプリカ全盛期、今の世では考えられないようなマシーンが巷にあふれていました。
2ストロークのレーサーレプリカ、速くなければ偉くない。
ATAC,TRAC,ANDF,YPVS,AETC,KVSS…etc,なんかよくわかんない4文字のメカがいっぱい付いたマシンたち。
アツい時代でした。

私が今回紹介するのはHONDA,NS400R。85年に登場した、HONDAの2ストレーサーレプリカの頂点モデル。
フレディ・スペンサーのライディングにて、
83,84シーズンに世界GPタイトルをHONDAの元にもたらした、NS500のレプリカモデルです。

私がバイク文明に目覚めた頃、世はレーサーレプリカがあふれていました。
そして、このバイクは高校時代に、友人のお姉さんが乗っていました。
3本のチャンバーから白煙を噴出し疾走するその姿、どえらく格好良かったものです。
カラーはロスマンズ。

他、大排気量2ストロークモデルとしては、YAMAHAのRZV500R,SUZUKIのRG400/500γがありましたが、
私の中ではこのNSが一番格好いい。
ロスマンズカラーの美しさ、コンパクトにまとめられたデザイン。NS500譲りのV型3気筒。
アンシンメトリーな3本のチャンバー、そこから吐き出される白煙。
(トリコロールカラーはあえて触れません m(。-_-。)m )

それから数年後、友人所有のNS400Rを借りて、乗り回したときの快感は今でも忘れられません。
アイドリング、低速ではトルクがあるから走るけれど音がとても格好良くない(笑)さすがV3。
「げろげろげろげー、げろげろげろ…」

しかあし!

6.000rpmを回ると一気に10.000rpm overへ!「ポエエーッ!」と吹けあがりタコメーターの針がワープ!

一気に重さを感じなくなり、前方に突撃していく、あの感じは大排気量2ストならです。
リッタークラスのバイクが重たい車重をパワーで加速させていくのなら、
こいつはピストルの弾丸みたいに吹っ飛んでいくのです。
そして、

バックミラーは白煙で真っ白(笑)


足回りも細いバイアスならではの素直な倒しこみで、
シャープな走りを楽しめました。
一気に突っ込んでクリッピングを奥に取り減速、
そのままスパッ!と向きを変えて立ち上がる快感は16インチバイアスならでは。
極細17インチのリアタイヤ(確か110/90-17(!!))にトラクションを目いっぱいかけ、ポエエエエーッ!と加速していくのです。

もちろん、実際の速さはNSR,VFRはおろか、たぶんR1-Zとかよりも遅いと思います。
もう、進化はエライ騒ぎだったのです。
(注:これは「私のライディングでは」という仮定が付きます)
でも、あのアツさは忘れられない。

今、もうこんなバイクはなく、レーサーレプリカも大排気量クラスに集中しています。
もちろん、今のバイクのほうが圧倒的に速いでしょう。
実際、CBR954RRに試乗したときは、「うわー!めっちゃ速くて面白ーい!」と思いましたし。
でも、この頃のバイクのほうがなんていうか、「アツさ」を感じるのです。

ひたすらバイクがとんがっていた、みんなアツかった、そんな頃。
今のスクーター&雰囲気系のバイクも決して悪くないですが、
できれば、こういうバイクに機会があったら一度乗ってみて欲しいと思います。
血が騒ぎますよ(笑)