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「音楽」 
作詞・作曲:早川 義夫



声を出さなくとも 歌は歌える
音のないところに 音は降りてくる
ぽっかり浮かんだ丸い月 あなたの笑顔
存在そのものが 音楽を奏でる

歌を歌うのが 歌だとは限らない
感動する心が 音楽なんだ
勇気をもらう一言 汚れを落とす涙
日常で歌うことが 何よりもステキ

言葉は自分の心を映し出すもの
何を語っても叫んでも鏡に映るだけ
本当に素晴らしいものは解説を拒絶する
音楽がめざしているのは音楽ではない

僕は何をするために 生まれて来たのだろう
何度も落ち込みながらも 僕は僕になってゆく
夜空に放つ大きな花 身体に響く音楽
何の野心もなく 終りに向かって歩く




早川義夫
「歌は歌のないところから聞こえてくる」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G31B/ref=pd_sim_dp_1/
より。


早川義夫…1,960年代、伝説の「アンダーグラウンド・パンクロックバンド」(とでも言うしかないのか)『ジャックス』のリーダーとして活躍。「ラヴ・ジェネレーション」「お前はひな菊」「堕天使ロック」などを残す。ジャックス解散後、ソロとして「かっこいいことは、なんてかっこ悪いんだろう」を制作。後にカヴァーされヒットする「サルビアの花」など発表。以後、音楽業界から撤退するも、山本耀司、森雪之丞、桑田佳祐らフォロワー多数。90年代、音楽業界に復帰。ピアノ弾き語りによるソロ、佐久間正英とのユニット「Ces Chiens」などで活躍。






人生において影響を受けた人を5人上げろ…
といわれたら、私はこの人を筆頭に上げます。

昔から、音楽が好きで、いろんな人の音を聞いてきましたが、
彼の音楽に出会ったとき、

「私は、この人の音楽と出会うためにずっと音楽を聴き続けてきたんだ!」


と思いました。

以後、わたしは彼の影響を受け続けています。
「伝えたいことと、伝えたいひとがいれば、才能はなくても、歌は、生まれる」




この「音楽」という曲、彼流のメッセージ・ソングですね。





この歌詞の「音楽」「歌」という言葉を、「オートバイに乗ること」「旅をすること」etc…に入れ替えると、私のそれらに対するスタンスになります。





「オートバイに乗ること」でめざすのは、「オートバイに乗ること」そのものではなく、
「旅をすること」がめざすのは、「旅すること」そのものではない!



では、何をめざして?




それはとても難しいことなのかも知れず、
ややもすると、言葉にしてみれば案外簡単なことなのかもしれませんね。







それが、いまだにわからないから、
私は「オートバイに乗り」「旅」を続けているのかもしれません。