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鎌倉の海






今日は鎌倉にやってきました。



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Breva V750 I.E。


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鎌倉 歐林洞














~いい人はいいね、鎌倉はいいね。(湘南SPECIAL LIVE 2008~あじさい~Vol.7)~

Live!



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私が敬愛して止まない詩人
早川義夫、そして佐久間正英(ギターシンセ)のデュオ、
Ces Chiensのライブです。







早川義夫については、
前回記事にて詳細を書かせていただきました。

あまりメジャーではないかもしれませんが、
しかし私にとっては
最高に敬愛すべき人物。

久々に、彼の生の歌声を聞きたくなったのです。






午後から出発、
ちょっと仕事場に立ち寄り
海辺を抜け鎌倉へ…






鎌倉の日が翳る頃、
ライブの幕が開けました。


まずはサルビアの花
いろんな方にカヴァーされた名曲です…
早川流の甘いバラードです。

続いて、「あと何日」。
exハイポジのもりばやしみほ作の鬼気迫る一曲。
「あと何日 あと何日 あと何日 あと何日 君に会えるまで」

佐久間のギターシンセが唸りをあげます。
早川のピアノはもはや打楽器と化しております。

聞いていて、切なさに震えそうになります。


以後も、「この犬たち(Ces Chiens)」の演奏は続いていきます…


あまりにも切実に。




「言葉は自分の心を映し出すもの 何を語っても叫んでも鏡に映るだけ 本当に素晴らしいものは解説を拒絶する 音楽が目指しているのは 音楽ではない」
(「音楽」より)
「愛という言葉も知らないのにやさしい気持ちになれるのがいいね 信じあうことなんて必要ないね そばにいるだけで幸せさ」(「猫のミータン」より)
「迷うことが生きることだと 汚れた羽を血に染めて」(「天使の遺言」より)
「キレイなものは どこかにあるのではなくて あなたの中に眠ってるものなんだ いい人はいいね 素直でいいね キレイと思う 心がキレイなのさ」(「この世で一番キレイなもの」より)

「抱きしめて抱きしめて おもいっきり抱きしめて ふたりの身体が こなごなになるまで」
(「花火」より)



これらの言葉が、何処まで刺さるか、
私にはわかりませんが、
彼らがギターやピアノを弾き、
歌うとき、圧倒的な説得力を持って
聞き手の胸を突き刺してくるのです。


満たされない渇きのようなものなのでしょうか…

彼らの演奏からは
どうにもならないほどの切実さが伝わってきます。








そして、それを求めてここに来ている私も、
やはり飢えているのかも知れません。


そうであるが故に、
バイクで走り、
家族を大切にし、
仕事に全力をつくす…




何かを求めている。



それは目に見えるようなものではなく、
形になるようなものではなく、
でも、言葉にしてしまうと
あっけなく崩れ落ちてしまうような、
でもとても大切なこと。


そして、それは
他人がどうこうではなくて、
自分自身がどうなのか?
が非常に大切になってくることだと思っています。




そんなことを思って聞いていると、
心に熱い何かが湧き上がってきます。














「見つめる前に 飛んでみようじゃないか 俺達にできないこともできるさ」




やがてライブも佳境に…




「歌だけがのこる 歌だけがのこる ステキな僕らのステキな歌だけがそこにのこる」
佐久間のノイジーなギターが!





本編ラストは
「いつか」。

「もっと身を削れ もっと捨てて行け もっと突き詰めろ もっと歌え」




こんなことを叫んでしまえる
早川はやはりすごい!







アンコールは、
私が大好きな一曲。
「割れた鏡の中から」

「今歌うんだ 今叫ぶんだ 俺なりの精一杯の情熱だけだ」


早川のヴォーカルもピアノも、
佐久間のギターもどうしようもなくカッコイイ。















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最近多忙だったせいか
少し忘れかけていた何かを
取り戻したかのような
幸せな一日でした。










この記事を読んで
早川に興味をもたれた方がいたら、
それはとてもステキなことだと思います。






















「笑っても 泣いても 僕らは ひとり 話はないけど 一緒にいたいよ」
(「僕らはひとり」)より。