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さあ、かなり久々の
「いろんなバイク」コーナーです♪


今回のお題は、
前回に引続きMoto Guzzi,
「Stelvio」でございます。
我らがMoto Guzziが放った
怒涛のビッグオフローダー、
以前試乗した「Griso 8V」と同じエンジンを積む
アツい奴。
もとXRV750Africa-twin乗りとしては
気にならないわけはありません。

さあ、どんなものざましょ?


最近、我らがMoto Guzziの聖地
モトラボロさんに試乗車が入ってきたこともありまして、
一度お試しで乗ってみることにしました☆
(実際に乗ったのはちょっと前です)


さあ、目の前に来ましたよ…
覚悟を決めてまたがってみます!




「足がつかねえ」

もう、バレリーナ状態(笑)

きっとね、たぶんね、
このシートはね、HIの状態だったんだよね、
きっと。
お店の方は「Lowですよ~!」って言っていたけれど。
あとでバイク雑誌とか見ると、
やっぱりあの位置はHIなんじゃないかな~?っておもうの。
だって、足が…


「どうにかなりますよ」
といわれ、
きっとどうにかなる!
こう見えてももともとあのアフリカ象さんに毎日乗っていたんだから!
と自分を励まし出発!
(もうね、最近、そういう乗り物に乗っていなかったものだから…)



比較対象?
とりあえず、
・BMW R1200GS(1回試乗したことあり)
・BMW F650(800)GS(上記の如く)
・Ducati ムルティストラーダ(ヨシムラのキットを組んだ奴を試乗したことがある)
・アフリカツイン

そんなところかしら?






しばらく交差点での信号待ちでどきどきする状態が続きます…
が、だんだんどうにかなってきます。

慣れてくると、
「超ラクチン」です(笑)
ポジションも、ビッグオフのそれ以外の何者でもなく、
ハンドル幅も結構ありますが、
慣れてくればラクチン快適ポジション。

でも、エンジンはどかどかどががと乾いた音を響かせながら
適度な鼓動感(?)を提示し、常に存在感があります。
はっきり言って、愉快です。
低回転域では少し落ち着かない?
ちょっとがさつなフィールもあります。

そして、さらに慣れてきたので、
先の空いたストレートで

「がばっ!」

とアクセルを開けてみますと、

「どがががががががっ!」

と一気に次の信号めがけて突撃していきます(笑)


正直、結構ワイルドです。
かな~り、ワイルドなフィールです。
愉快痛快です。
Griso 4Vのときも思ったけれど、
あの時はまだ慣らし中で全然回せなかったもの。
回すと、凄い刺激的ですわ~☆


ムルティストラーダなんかは、
かなり軽快に一気に吹け上がっていくのですが、
stelvio君は、重厚なトルク感を感じさせながらも
一気に吹け上がっていく、
なんつうか、回転上昇に「重み」があります。
ここが、ドカとグッチの違い?といえばそうなのかもしれませんが。


そして、BMWのR1200GSにおいては、
これよりもずっとジェントルですが、
逆に言うと、Stelvioの方がずっと「アツい」フィールです。
これは、F650GSにおいても同様かもしれませんね。

余談ですが、F650GSも以前試乗したのですが、
(この場合、ツインの奴の方ね。シングルのほうも乗ったことありますけれど、アレは結構好きです)
感想は、
「すっごく良く出来ている。何処を走っても恐らく私のBreva 750よりよく走ると思うが、
でも欲しいとは思わない」でした(爆)
何故?それは、Breva 750とそれを乗り比べれば、きっとわかるさ(???)
その違いが、Moto Guzziならではのアイデンティティ?



また、間違いなく言えることが、一つ。

「私の乗っているBreva 750は、間違いなく私の乗っているStelvioに付いていけない(爆)」




まあ、しょうがないよな。
パワー、違いすぎ。

そしてそれは、アフリカツインに関してもそうですな…
きっと、付いていけんわ(爆)
アフリカツインのほうが軽量で、オフではいいと思うけれど…








その溢れんばかりの
OHC 4V 縦置きV-twin 1200ccパワーは、
上道においても威力を発揮します!!!

超ラクチンだわわわ~!


Breva 750でゆわkm/h程度出しているのと同じような体感速度で、
Stelvioだとぬふわ~ぬあわkm/hはでています。
そのウィンドプロテクションの素晴らしさとともに、
ちっとも疲れそうにありません。
そして股座の下には
あのやんちゃエンジンさんが…



「こんなの乗っていたら、日本が狭くなる」

と、正直思いました。


料金所においては、
右カウルに内蔵されている小物入れが活躍します。
はっきりいって、便利。


少し下に下りてちょろちょろ走っているうちにだんだん巨体にも慣れてきます。
ちょっとしたコーナーも楽しいですねえ…
基本的に、素直な感じだと思います。
乗れば乗るほど、楽しくなってくる。
何処をどんなペースで走っていても、これは楽しい。
これはヤバイ。


ブレーキもサスも、適度に良く働いている感じ?
以前R1200GSに試乗した際に、あの電子制御ブレーキに凄い違和感を覚えたのですが、
(あのバイクは、電子制御だらけだからな…)
Stelvioに関しては、そういうややこしいものがあまりついていない所が
かえって好印象ですね。
もちろん、安定した走りという意味ではGSの方がきっと上なんだろうけれど、
(上記のようなディバイスも、その絶対的安全性において優位に働いているわけであり、恐らく総合的完成度はGSのほうがずっと上なんでしょうね、きっと。)
走っていて「楽しい!」感じは絶対Stelvioのほうが上だと思います。





そんなこんなを楽しみ、
短時間ではありましたが試乗タイムは終了したのです。




ああ、面白かった。
あのエンジンは、凄く楽しいですわ~!
昔のOHV全盛期を知らない私ですが、
でも、このOHCは面白いと思います。
(V11ルマンなんかも、試乗したときは凄い感動したのですが…
カリフォルニアも同様。
でも、エンジンパワーで言えば、このOHC 4Vユニットが最強なのではないか?)


でも正直、毎日の街中通勤で乗りたいとは思わないですね。
大きすぎで、且つ速過ぎる(笑)
毎日乗っていたら免許がヤバイ。


それなら、絶対軽量コンパクトで適度なパワーのBreva 750のほうがいい。
渋滞路を苦にすることやパワーを持て余して苦労することはあんまりないですからね。
日々の相棒にするのなら、やっぱりこっち。


そこらへん、バイク趣味の面白さですよね。




でも、日本中をバイクで駆け回るようなライフスタイルなのであれば、
その相棒にしたいな~!
きっと、このバイクがあれば、日本は凄く狭くなる。
今日は東北、あすは京都…
な~んて、日本狭しと駆け抜けまくるね、きっと。

ダートは、試乗出来なかったけれど、
フラットなロングダートがいいね。
北海道のパンケニコロベツとか、
四国の剣山スーパーとか、ああいうところが似合いそう。

きっと行ったら、楽しいだろうな。





つうわけで、Stelvio,
興味をもったなら試乗することをお勧めしますね!
絶対、面白いですよ。




シート、やっぱり、下げてもう一度乗ってみたいな(爆)



注:この記事は個人的主観および偏見に基づき作成されております。
よって、まあ、気になるところがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
気にしないでください。よろしくお願い申し上げます。