日東 RM-3
"Mountain Drop Handle"
装着しました。
先日トレイルを走り、
現在の技量の無さを痛感したのですが、
一番困ったのは
「荒れた下り坂でブレーキコントロールと抑えが効かない」でした。
いわゆるグラベルなら、今までの仕様で楽しいと思うのですが、上記の状態でブラケットポジションで下っても、ブレーキが充分かけられず、さらにはブレーキレバー握る腕が疲弊してきついし怖いし…とどうにもならない感じがしたのです。また、下ハンも、これまでの舗装路主体仕様で低めにした位置では、やはり恐ろしくて握れない…
この辺をどう解決すべきか悩んで調べて行くうちに、"Mountain Drop Handle"の存在を知りました。
適度な高さで、下ハン主体で抑えもブレーキコントロールも効きそう…
これでしょ‼️
と思うのに、そんなに時間かからず😅
Salsaなど、幾つかのメーカーから出ているようですが、amazon取り扱いがあり比較的入手しやすい日東製をチョイスしました。
今までついていたハンドルとの比較。
このあと、諸事情のため一気に組み立て、写真を撮る余裕がありませんでした。(いつもの夜勤…いろいろあって悠長に出来ず😅)
これが今までの仕様。
RM-3装着の
組み上がりはこんな感じ。
バーテープは、以前買ったけど使ってなかったギザプロダクツのグレーカモフラージュ柄。
ハの字な感じが超新鮮です。
100mmのものから、
シマノプロ製90mm可変式に変更。
高めに設定しています。
(余談ですが、ステムをばらしたらコラムスペーサーの裏に汚れが沢山こびりついてました。掃除しながら、こんなに汚れるんだ…と思いました。また、可変ステムは走っているうちにノイズを発するようです。私のも異音を発しました。この為、噛み合うパーツ類は一度ばらしてグリスアップすると良いと思います。私もばらしてグリスアップしましたが、以後ノイズは消えております。)
ステム角度、ハンドル角度、レバー角度を調整しながら試運転、(所用で休日出勤)セッティングを出して行きます。
位置が決まるにつれ、
いろいろなところを走っても
前仕様より楽しい感じがいっぱいになってきます。
基本は下ハンポジションです。
適度なハの字の絞りと角度で、今までと安心感、一体感が別物になりました。
砂利の下り坂でも、安心して下ハンで下って行けます。
かなりいい感じです。
舗装路を走っても快適で、
これならロングライドも行ける予感?
さらに走っていて気付いたのですが、
このハンドルにSTI付けて上から見ると、かつてオートバイマニアだった(悲しいが、こう言わざるを得ませんね、現状では)私が愛車とし、76200km街に海に山に走り回ったあの名車、MotoGuzzi Breva-750に装着していたコンドルハンドルにそっくり(笑)
上から見たRM-3+STI(純正の4600系Tiagra)。
これがコンドルハンドル。
(写真は私が以前乗っていたBreva-750)
一見オンロードのオートバイですが、
非常にバランスがよく
ダートも走れてしまう万能車でした。
日々の通勤も長距離ツーリングも
何でもこなせるオールラウンダー。
ジャンルレスだった一台。
RM-3を装着して走り回っていたら、
ふとBreva-750を思いだし、
なんとも言えない気分になりました。
そう、このハンドルのフィールは、
コンドルハンドルを組んだあのオートバイのフィールに似ていたんだ。
私が自分の駆る自転車に望んでいることも、徐々に見えてきた感じがしました。
ロードバイクでもクロスバイクでもマウンテンバイクでもない、オールラウンドに走れるジャンルレスバイク。
(グラベルロードは?というツッコミは無し。私のfocus君はもともとシクロクロスバイク。)
もちろん、それぞれの得意な領域では、特化したバイクには叶わないけれど、私の心の赴くままに走れるのがいいね。
私が敬愛する詩人、早川義夫さんの名言「何々らしくあるべからず」という言葉を思いだし、何だか愉快な気分です。
なかなか走り回ってばかりも行かないけれど、今回のモディファイは、今までよりもかなり痺れる変化をもたらした気がします。
これからも、焦らずじっくり、
この自転車がある生活を楽しんで行きたいです。
…余談ですが、このブログは始めて今年で12年目に入りますが、最初のタイトルは「私とオートバイのある生活」でした。上の一文を書いて、大分自転車が、自分の生活に欠かせないものになってきたことに気付きました。
ちょっと、幸せです。
では。
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