今日は雨ですね。
国民休日にて本日は自分も休み。
事務仕事をかたずけていたのですが
前回大楠山登った記事のなかで、Muirwoods改修について少し述べたので
それについて書きたくなったため書きます。
私の3号機チャリ、Marin Muirwoodsですが
ドライブトレインは

クランクがShimano FC-RS200
(現在のShimanoでスクエアテーパーBB対応クランクは貴重。BCD110)
チェーンリングがWolftoothの38T 楕円ナローワイドチェーンリング
を用いております。
控えめに言っていい感じ。

リアディレイラーはShimano RD-M5120-SGS
(プーリーはStoneの12Tナローワイドを用いています。興味だけで組んでみています)
スプロケットはShimano CS-M4100-10S 11-46T
(11-13-15-18-21-24-28-32-37-46T)
を用いておりました。

シフターはもちろんmicroSHIFTのSL-M10-R。
いわゆるサムシフター。インデックスモードで使用。
これがあれば、ラピッドファイアもSTIもいらない。
溺愛しております。
(使ったことないのにShimanoのほうがいい、という人がいますが、使ってみてから言えばいいのに、と思っています。)
この組み合わせでおおむね満足してたのですが
先日半原越の急坂を登った時にあることに気づいてしまったのです。
「このスプロケット、1速と2速が離れすぎ…」ということに。
ロー46Tで登れない坂はないと思われ
文句はないのですが、そこから2速に上げにくいのです。
もう少し、離れていないギヤ比にしたいなあ。
…で探し始めてしまうと
たとえばSunraceのCSMS3 TAZ 11-46T。
これは11-13-15-18-21-24-28-34-40-46 T。
これのほうがギヤ並びはよさそう。
かつ、前述したShimano CS-M4100よりも軽量。
CS-M4100 11-46Tは全部鉄スプロケで実測531g程度

あるが、CSMS3は1,2速がアルミで486gです。
で、さらに良いのはないかな~?
と探していくと
microSHIFT ADVENT-X CS-G104 11-48Tが公称424g!(1,2速はアルミ。ほかは鉄。)
ギヤ並びは11-13-15-18-21-24-28-34-40-48。
これも2速が40Tで、扱いやすそう。
軽量化には全くこだわらない私ですが
前々から「このスプロケ、実はちょっと重くないか?」と思っていたこともあり
46T→48Tとちょっとだけローが低くなることの差別化も感じられ
これを導入してみることにいたしました。

今のShimanoのパッケージより、microSHIFTのほうがかっこいいと思う。

これが

こうなりました。

大きさはぱっと見ではあんまり変化ない?

とりあえずぽんとつきます。

とりあえず、変速します。
Bテンションボルト調整し、それなりに変速するようになりました。
…が、どうも9速から10速(トップ)に上げるのが渋い感じ。
ちょっとしばらく考えてから「かしゃん!」と入る印象です。
もともとこのディレイラーはmax 46T対応ですが
46Tと48Tでそこまで大きな変化はない…とふんで組んでみたのですが
その差は変速性能に出てしまっているようです。
…で、これを組みました。

泣く子も笑うKanさん大好きブランド
WolfToothのGoatlink(10速用)です。

下が純正のディレイラーマウント。
これによりディレイラーのディメンションを変更し
スプロケットサイズ変更に対応するもの。
もともとこれはmax36TのShimano シャドープラスディレイラーを
max42Tに対応させるためのパーツで
1号機Rail20でmax36TのShimano ZEE ディレイラー(RD-M640-SS)で11-42Tのスプロケットをスムーズに用いるために使用しているのですが

これを使えば、いけるんじゃないか?と思って組んでみました。

組んでみましたよ!

これはノーマルのマウント。
ディメンションの変化がわかりますか?

当然のようにロー48TもOKです。
で、Bテンションボルトを調整(全閉ぎりぎりになりました)し走ってみると
変速性能の劇的改善を認めました。
Goatlink使用前が「がしゃん」的な感じであったのが
「かしゃん」程度になりました。9速から10速にもスパッと変速します。
ということで、Goatlinkは
11-46T対応ディレイラーに11-48Tを入れる場合にも有効そうです。
ただ、11-46Tに入れる場合はBテンションボルトの調整範囲を超えてしまうと思いますので
その場合は純正品をそのまま使うことが良いかと思います。
Goatlinkをなぜもう一つ持っていたか?
…じつは、11-51Tを入れるつもりで
SunraceのCSMS2 TA1 11-51Tを買ってしまっていたのですが


現時点で46Tに不満はなく51Tを入れる必然性がそこまでないのと
かなり重い!ためこれはお蔵入りになってしまいましたのです。
組むつもりでスプロケットを買っていましたので
さすがにこれを組むにはディメンションの調整が必要だろうと思い
Goatlinkを購入していたのですね。
いや、持っててよかったGoatlink。
規格を超えるメガスプロケット化の必需品ですね。

ディレイラーハンガーとの間にかませるエクステンダーもありますが
Goatlinkのようにマウントのリンクそのものを交換するほうがスマートですね。
これのテストライドも兼ねて
大楠山に登ってきましたが

1-2-3速のつながりが(48-40-34T)スムースで、シフトチェンジもやりやすく
楽しく貧脚ヒルクライムしてこれましたよ。
これはShimano CS-M4100の 1-2-3速(46-37-32T)よりもぜんぜん良いと思います。
スプロケットのみで100g以上軽量化されたのも大きいですね。
まあ、かなり自己満足ですが
10速でメガスプロケットにこだわりたい方にはお勧めの仕様と思っています。
(ただ、max46TのRD-M5120-SGSで11-48Tを組んだのでいろいろしていますが、11Sの50Tや51T対応のリアディレイラーを入れてしまえば、たぶん11-48Tも11-51Tもポンつけで行けるはず。ShimanoMTBは10速も11速もシフトワイヤーの引きしろは共通のはずだと11/10速共用のRD-M5120-SGSを見ると思います)
11速化はどうか?というと
なんせ、11速や12速には興味がない(交換部品が激増しめんどくさい)ので
うちの3台は10速で行けるところまで行きます!
ちなみにこのメンテナンス施行時に


フロントもリアもカップ&コーンのハブなので
ハブをばらしてグリスアップ、締め付け適正化を行っています。
このメンテナンスはやはり有効ですね。
グリスはいつものスーパーゾイルグリス。
Muirwoodsの走行性能が跳ね上がった感じがします。
ハブのグレードが一気に上がったような錯覚を覚えますね。
ほかの2台(1号機Rail20 2号機Pursuer)も予定あり
(とくにPursuerはあちこち要手入れ状態)ですが、
地道にできるときにできることをやっていきます。
国民休日にて本日は自分も休み。
事務仕事をかたずけていたのですが
前回大楠山登った記事のなかで、Muirwoods改修について少し述べたので
それについて書きたくなったため書きます。
私の3号機チャリ、Marin Muirwoodsですが
ドライブトレインは

クランクがShimano FC-RS200
(現在のShimanoでスクエアテーパーBB対応クランクは貴重。BCD110)
チェーンリングがWolftoothの38T 楕円ナローワイドチェーンリング
を用いております。
控えめに言っていい感じ。

リアディレイラーはShimano RD-M5120-SGS
(プーリーはStoneの12Tナローワイドを用いています。興味だけで組んでみています)
スプロケットはShimano CS-M4100-10S 11-46T
(11-13-15-18-21-24-28-32-37-46T)
を用いておりました。

シフターはもちろんmicroSHIFTのSL-M10-R。
いわゆるサムシフター。インデックスモードで使用。
これがあれば、ラピッドファイアもSTIもいらない。
溺愛しております。
(使ったことないのにShimanoのほうがいい、という人がいますが、使ってみてから言えばいいのに、と思っています。)
この組み合わせでおおむね満足してたのですが
先日半原越の急坂を登った時にあることに気づいてしまったのです。
「このスプロケット、1速と2速が離れすぎ…」ということに。
ロー46Tで登れない坂はないと思われ
文句はないのですが、そこから2速に上げにくいのです。
もう少し、離れていないギヤ比にしたいなあ。
…で探し始めてしまうと
たとえばSunraceのCSMS3 TAZ 11-46T。
これは11-13-15-18-21-24-28-34-40-46 T。
これのほうがギヤ並びはよさそう。
かつ、前述したShimano CS-M4100よりも軽量。
CS-M4100 11-46Tは全部鉄スプロケで実測531g程度

あるが、CSMS3は1,2速がアルミで486gです。
で、さらに良いのはないかな~?
と探していくと
microSHIFT ADVENT-X CS-G104 11-48Tが公称424g!(1,2速はアルミ。ほかは鉄。)
ギヤ並びは11-13-15-18-21-24-28-34-40-48。
これも2速が40Tで、扱いやすそう。
軽量化には全くこだわらない私ですが
前々から「このスプロケ、実はちょっと重くないか?」と思っていたこともあり
46T→48Tとちょっとだけローが低くなることの差別化も感じられ
これを導入してみることにいたしました。

今のShimanoのパッケージより、microSHIFTのほうがかっこいいと思う。

これが

こうなりました。

大きさはぱっと見ではあんまり変化ない?

とりあえずぽんとつきます。

とりあえず、変速します。
Bテンションボルト調整し、それなりに変速するようになりました。
…が、どうも9速から10速(トップ)に上げるのが渋い感じ。
ちょっとしばらく考えてから「かしゃん!」と入る印象です。
もともとこのディレイラーはmax 46T対応ですが
46Tと48Tでそこまで大きな変化はない…とふんで組んでみたのですが
その差は変速性能に出てしまっているようです。
…で、これを組みました。

泣く子も笑うKanさん大好きブランド
WolfToothのGoatlink(10速用)です。

下が純正のディレイラーマウント。
これによりディレイラーのディメンションを変更し
スプロケットサイズ変更に対応するもの。
もともとこれはmax36TのShimano シャドープラスディレイラーを
max42Tに対応させるためのパーツで
1号機Rail20でmax36TのShimano ZEE ディレイラー(RD-M640-SS)で11-42Tのスプロケットをスムーズに用いるために使用しているのですが

これを使えば、いけるんじゃないか?と思って組んでみました。

組んでみましたよ!

これはノーマルのマウント。
ディメンションの変化がわかりますか?

当然のようにロー48TもOKです。
で、Bテンションボルトを調整(全閉ぎりぎりになりました)し走ってみると
変速性能の劇的改善を認めました。
Goatlink使用前が「がしゃん」的な感じであったのが
「かしゃん」程度になりました。9速から10速にもスパッと変速します。
ということで、Goatlinkは
11-46T対応ディレイラーに11-48Tを入れる場合にも有効そうです。
ただ、11-46Tに入れる場合はBテンションボルトの調整範囲を超えてしまうと思いますので
その場合は純正品をそのまま使うことが良いかと思います。
Goatlinkをなぜもう一つ持っていたか?
…じつは、11-51Tを入れるつもりで
SunraceのCSMS2 TA1 11-51Tを買ってしまっていたのですが


現時点で46Tに不満はなく51Tを入れる必然性がそこまでないのと
かなり重い!ためこれはお蔵入りになってしまいましたのです。
組むつもりでスプロケットを買っていましたので
さすがにこれを組むにはディメンションの調整が必要だろうと思い
Goatlinkを購入していたのですね。
いや、持っててよかったGoatlink。
規格を超えるメガスプロケット化の必需品ですね。

ディレイラーハンガーとの間にかませるエクステンダーもありますが
Goatlinkのようにマウントのリンクそのものを交換するほうがスマートですね。
これのテストライドも兼ねて
大楠山に登ってきましたが

1-2-3速のつながりが(48-40-34T)スムースで、シフトチェンジもやりやすく
楽しく貧脚ヒルクライムしてこれましたよ。
これはShimano CS-M4100の 1-2-3速(46-37-32T)よりもぜんぜん良いと思います。
スプロケットのみで100g以上軽量化されたのも大きいですね。
まあ、かなり自己満足ですが
10速でメガスプロケットにこだわりたい方にはお勧めの仕様と思っています。
(ただ、max46TのRD-M5120-SGSで11-48Tを組んだのでいろいろしていますが、11Sの50Tや51T対応のリアディレイラーを入れてしまえば、たぶん11-48Tも11-51Tもポンつけで行けるはず。ShimanoMTBは10速も11速もシフトワイヤーの引きしろは共通のはずだと11/10速共用のRD-M5120-SGSを見ると思います)
11速化はどうか?というと
なんせ、11速や12速には興味がない(
うちの3台は10速で行けるところまで行きます!
ちなみにこのメンテナンス施行時に


フロントもリアもカップ&コーンのハブなので
ハブをばらしてグリスアップ、締め付け適正化を行っています。
このメンテナンスはやはり有効ですね。
グリスはいつものスーパーゾイルグリス。
Muirwoodsの走行性能が跳ね上がった感じがします。
ハブのグレードが一気に上がったような錯覚を覚えますね。
ほかの2台(1号機Rail20 2号機Pursuer)も予定あり
(とくにPursuerはあちこち要手入れ状態)ですが、
地道にできるときにできることをやっていきます。
コメント
コメント一覧 (2)
マイクロシフトにサンレース!!
そもそもこれらの台湾メーカー品の存在すら知らない人が多いかもしれませんね(汗)。
マイクロシフトは元日本メーカーの開発陣が絡んでいるので昔から真面目に性能UPを目論んで使えましたが、サンレースは一昔前までシマノのパチモン的に性能が劣悪だったのに、今は随分良質な製品が作れるまでになりましたね。
どちらのメーカーもシマノにはない歯数の組み合わせがラインナップされていますよね。
それにしてもフリーは28Tまでしか使っていない私としては、46 Tや48Tをスムーズに変速してくれるメカ自体使ったことがないのです。ここまでフリーのワイドレシオが進むと変速機側もエンド長を含めてシビアな対応が求められるでしょうね!!
rail20rsc
が
しました