Rail20とPursuer、Muirwoodsで行く Kanさんの旅路

ヤフーブログから移転しました もともとオートバイ主体のブログでしたが ミニベロのRail20が楽し過ぎて 自転車ブログになりました さらには 折り畳みミニベロ Pursuer クロモリグラベルクロスバイク Muirwoods 29SEが増車 3台の自転車のサイクルライフを 記すブログになりました よろしくお願いします ほか、音楽も好きです。心動かされた音楽について https://rail20rsc.blog.fc2.com/ でも書くようにしています。宜しくお願いします。

タグ:GoatLink

今日は雨ですね。
国民休日にて本日は自分も休み。
事務仕事をかたずけていたのですが
前回大楠山登った記事のなかで、Muirwoods改修について少し述べたので
それについて書きたくなったため書きます。

私の3号機チャリ、Marin Muirwoodsですが
ドライブトレインは

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クランクがShimano FC-RS200
(現在のShimanoでスクエアテーパーBB対応クランクは貴重。BCD110)
チェーンリングがWolftoothの38T 楕円ナローワイドチェーンリング
を用いております。
控えめに言っていい感じ。


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リアディレイラーはShimano RD-M5120-SGS
(プーリーはStoneの12Tナローワイドを用いています。興味だけで組んでみています)
スプロケットはShimano CS-M4100-10S 11-46T
(11-13-15-18-21-24-28-32-37-46T)
を用いておりました。
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シフターはもちろんmicroSHIFTのSL-M10-R
いわゆるサムシフター。インデックスモードで使用。
これがあれば、ラピッドファイアもSTIもいらない。
溺愛しております。
(使ったことないのにShimanoのほうがいい、という人がいますが、使ってみてから言えばいいのに、と思っています。)



この組み合わせでおおむね満足してたのですが
先日半原越の急坂を登った時にあることに気づいてしまったのです。

「このスプロケット、1速と2速が離れすぎ…」ということに。
ロー46Tで登れない坂はないと思われ
文句はないのですが、そこから2速に上げにくいのです。
もう少し、離れていないギヤ比にしたいなあ。


…で探し始めてしまうと
たとえばSunraceのCSMS3 TAZ 11-46T
これは11-13-15-18-21-24-28-34-40-46 T。
これのほうがギヤ並びはよさそう。
かつ、前述したShimano CS-M4100よりも軽量。
CS-M4100 11-46Tは全部鉄スプロケで実測531g程度
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あるが、CSMS3は1,2速がアルミで486gです。

で、さらに良いのはないかな~?
と探していくと
microSHIFT ADVENT-X CS-G104 11-48Tが公称424g!(1,2速はアルミ。ほかは鉄。)
ギヤ並びは11-13-15-18-21-24-28-34-40-48。
これも2速が40Tで、扱いやすそう。
軽量化には全くこだわらない私ですが
前々から「このスプロケ、実はちょっと重くないか?」と思っていたこともあり
46T→48Tとちょっとだけローが低くなることの差別化も感じられ
これを導入してみることにいたしました。

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今のShimanoのパッケージより、microSHIFTのほうがかっこいいと思う。


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これが


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こうなりました。
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大きさはぱっと見ではあんまり変化ない?

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とりあえずぽんとつきます。

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とりあえず、変速します。
Bテンションボルト調整し、それなりに変速するようになりました。


…が、どうも9速から10速(トップ)に上げるのが渋い感じ。
ちょっとしばらく考えてから「かしゃん!」と入る印象です。
もともとこのディレイラーはmax 46T対応ですが
46Tと48Tでそこまで大きな変化はない…とふんで組んでみたのですが
その差は変速性能に出てしまっているようです。


…で、これを組みました。
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泣く子も笑うKanさん大好きブランド
WolfToothのGoatlink(10速用)です。

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下が純正のディレイラーマウント。
これによりディレイラーのディメンションを変更し
スプロケットサイズ変更に対応するもの。

もともとこれはmax36TのShimano シャドープラスディレイラーを
max42Tに対応させるためのパーツで
1号機Rail20でmax36TのShimano ZEE ディレイラー(RD-M640-SS)で11-42Tのスプロケットをスムーズに用いるために使用しているのですが
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これを使えば、いけるんじゃないか?と思って組んでみました。


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組んでみましたよ!

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これはノーマルのマウント。
ディメンションの変化がわかりますか?

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当然のようにロー48TもOKです。

で、Bテンションボルトを調整(全閉ぎりぎりになりました)し走ってみると
変速性能の劇的改善を認めました。
Goatlink使用前が「がしゃん」的な感じであったのが
「かしゃん」程度になりました。9速から10速にもスパッと変速します。

ということで、Goatlinkは
11-46T対応ディレイラーに11-48Tを入れる場合にも有効そうです。
ただ、11-46Tに入れる場合はBテンションボルトの調整範囲を超えてしまうと思いますので
その場合は純正品をそのまま使うことが良いかと思います。


Goatlinkをなぜもう一つ持っていたか?
…じつは、11-51Tを入れるつもりで
SunraceのCSMS2 TA1 11-51Tを買ってしまっていたのですが
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現時点で46Tに不満はなく51Tを入れる必然性がそこまでないのと
かなり重い!ためこれはお蔵入りになってしまいましたのです。

組むつもりでスプロケットを買っていましたので
さすがにこれを組むにはディメンションの調整が必要だろうと思い
Goatlinkを購入していたのですね。

いや、持っててよかったGoatlink。
規格を超えるメガスプロケット化の必需品ですね。



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ディレイラーハンガーとの間にかませるエクステンダーもありますが
Goatlinkのようにマウントのリンクそのものを交換するほうがスマートですね。

これのテストライドも兼ねて
大楠山に登ってきましたが
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1-2-3速のつながりが(48-40-34T)スムースで、シフトチェンジもやりやすく
楽しく貧脚ヒルクライムしてこれましたよ。
これはShimano CS-M4100の 1-2-3速(46-37-32T)よりもぜんぜん良いと思います。

スプロケットのみで100g以上軽量化されたのも大きいですね。
まあ、かなり自己満足ですが
10速でメガスプロケットにこだわりたい方にはお勧めの仕様と思っています。

(ただ、max46TのRD-M5120-SGSで11-48Tを組んだのでいろいろしていますが、11Sの50Tや51T対応のリアディレイラーを入れてしまえば、たぶん11-48Tも11-51Tもポンつけで行けるはず。ShimanoMTBは10速も11速もシフトワイヤーの引きしろは共通のはずだと11/10速共用のRD-M5120-SGSを見ると思います)

11速化はどうか?というと
なんせ、11速や12速には興味がない(交換部品が激増しめんどくさい)ので
うちの3台は10速で行けるところまで行きます!

ちなみにこのメンテナンス施行時に
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フロントもリアもカップ&コーンのハブなので
ハブをばらしてグリスアップ、締め付け適正化を行っています。
このメンテナンスはやはり有効ですね。
グリスはいつものスーパーゾイルグリス
Muirwoodsの走行性能が跳ね上がった感じがします。
ハブのグレードが一気に上がったような錯覚を覚えますね。



ほかの2台(1号機Rail20 2号機Pursuer)も予定あり
(とくにPursuerはあちこち要手入れ状態)ですが、
地道にできるときにできることをやっていきます。








どうもです。

私のミニベロ1号機、Rail20君
最近、第何回目か忘れた総合見直し中
今後も長い付き合いで走っていくべくモディファイの再検討を行っております。

現在、リアディレイラーにRD-M640-SS "ZEE"、スプロケットをHG500 11-42Tにして、これをmicroSHIFT SL-M10R サムシフター(Indexモード)で作動させているのですが、ZEEはロー側32-36Tスプロケット使用がメーカー設定で、うちは自己責任で42Tのスプロケットを作動させております。
きちんとトップからローまで変速しますが、やはりオーバーキャパシティなのか、ちょっと変速が微妙なところもあるのですね(笑)なかなかトップに入りにくい、とか。先日シフトケーブルを交換して以後、1~10速のどっかがうまく変速しない、という状態になっていまして、張りを調整したりしてみてもなんか微妙。やはり無理があるのかな~なんて思うようになっていました。

うちのRail20は406サイズのミニベロで、以前GSケージのmicroSHIFTの"ADVENT"リアディレイラーを組んだら、ケージと地面とのクリアランスが微妙になってしまい、それ以後GSケージはやめております。
ただ単に42Tを動かすだけなら、RD-M6000-GSなどのGSケージディレイラーを入れればいいのですが、上記事情より、うちはZEEのショートケージにこだわりたい!どうしよう…
と思っていましたら、さすがWolf Tooth。こういうオルタナ系(?)自転車の味方‼
GoatLinkという、ディバイスがありました。
これは、リアディレイラーのマウントリンクを交換し、メガスプロケット化にて余裕がなくなったチェーン、スプロケット間の距離を適正化してシフト作動を改善させるというアイテム。
これは10速用で、「max36T対応のシマノのシャドウプラスディレイラーで、40-42Tのスプロケットで運用させるときにアライメントを適正化する」ためのものです。
めっちゃニッチな気がする…


日本に在庫あり!名古屋のCirclesに注文しました。
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ぽーん。

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ぽーん。

早速、組みました。

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こんな感じになります。

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これがノーマルのマウントリンクで装着している姿。
組んで約4000km…小汚くなったなあ…っていうのはおいておいて、
アライメントの変化がご理解いただけるかと思います。

ディレイラーを再調整、トップ、ロー、Bテンション、ワイヤーの張りなど再度整えると…
あらなんということでしょう、シフトがすぱすぱ決まるようになりました。
今まで、なんとなく自分をごまかしていた感じがうそのよう。
1-10速までしゃきしゃきと動きます。


いや、これは組んでよかった。
またまた、Rail20に乗るのが、楽しくなってしまいました。




めちゃくちゃニッチなことをしておりますが
それゆえに、満足度は滅茶苦茶高いです。
ありがとう、Wolf Tooth。

Pursuerに組んでいるTanpanもそうですが、
どうしてこう、こういうニードに答えてくれるパーツを作れるんだろう。
普通、日本人だと、「これ、無理だよ」ってなったらやめてしまうことが多いのかもしれませんが
「できるようにする」パーツを作るクリエイティビティが、凄く素敵です。
ミネアポリスの会社ではきっと、いろんな悪だくみアイデアが飛び交っているに違いない。


36T対応シャドウプラスディレイラーで40-42Tのスプロケットを用いたい方には
大変お勧めできるものと思います。
とくに、小径車のディレイラーは、GSやSGSケージを入れることが困難なことが考えられますので、
ショートケージのZEEで40or42Tを動かしたい‼というかた、ぜひ、使ってみてください。

ただ、451以上のホイールであれば、GSケージやSGSケージを入れても車種によっては大丈夫なんじゃないかな~と思いますので、そちらのほうが費用対効果は高いかもしれませんね(笑)

カスタムは十人十色ですので、皆様いろいろお試しください♪

追記
このGoatlink、リアスプロケットmax46T対応のシャドープラスディレイラーで48Tのスプロケットを作動させたい時も有用です。ご参考になりましたら…

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